世界の神話編

ジェヴォーダンの獣は、18世紀のフランス・ジェヴォーダン地方に出現した。
ウシほどの大きさのオオカミに似た生物で、広い胸部をし、長く曲がりくねった尻尾はライオンのような毛皮の房で先端まで覆われていた、と記述されている。
そして、全身が赤い毛で覆われ、特筆すべきは黒い縞模様が背中の長さ分あったことだった。

ファーザー・フロストは、ロシアおよびスラブ神話に登場する冬の精霊や人物で、ジェド・マロースとして知られている。ロシアの民間伝承に登場する霜の精。ジェドは「老爺」、マロースは「寒波」を意味する。ロシア版のサンタクロースと言えるが、青い衣装を着ていることがある。

ケンタウロスとは、ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前である。馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている。
ケンタウロス族は戦いにおいてしばしば弓矢や槍、棍棒を使うとされる。星座のいて座は弓矢を持った姿から来ている。

狼男は、獣人（伝説の生物）の一種で、または半狼半人の姿に変身したり、狼に憑依されるなどした人間の男性である。
男女を特定せず狼人間・人狼ともいう。
起源は東ヨーロッパとされる。北欧神話にもウールヴヘジンと呼ばれる狼に由来した戦士がおり、ベルセルクと同種と言われ、狼男の伝説にも影響を与えている。

火の鳥は、フェニックス 、あるいは不死鳥とも呼ばれる伝説上の鳥。
「永遠」「困難の克服」の象徴とされ、様々なものの命名の由来となっている。
寿命を迎えると、自ら薪から燃え上がる炎に飛び込んで死ぬが、再び蘇るとされている。
古代エジプトの神話に登場する、聖なる鳥ベンヌがその原型だと考えられている。

ユニコーンは、一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生き物である。
非常に獰猛であるが、角には蛇などの毒で汚された水を清める力があるという。
そのほとんどが、ライオンの尾、牡ヤギの顎鬚、二つに割れた蹄を持ち、額の中央に螺旋状の筋の入った一本の長く鋭く尖ったまっすぐな角をそびえ立たせた、紺色の目をした白いウマの姿で描かれた。

マーメイドは、女性の頭と上半身、魚の尾を持つ水生生物であり、ヨーロッパ、アジア、アフリカを含む世界中の多くの文化の民間伝承に登場する。
民間伝承では、彼女たちは慈悲深く、または恵みを与える存在とされ、人間と恋に落ちることもある。

狼男：狼男は、獣人の一種で、または半狼半人の姿に変身したり、狼に憑依されるなどした人間の男性である。
ユニコーン：ユニコーンは、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生き物である。
マーメイド：マーメイドは、女性の頭と上半身、魚の尾を持つ水生生物。